第36回日本SF大賞贈賞式に参加してきました

2016年4月22日(金)に、東京飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで行われた「第36回日本SF大賞贈賞式」に招待され、出席してきました。

日本SF大賞は、前年9月1日から当年8月31日までに発表された作品を対象に、一般の方々から作品の推薦を募集し、日本SF作家クラブ会員の投票で候補作を絞り込み、選考委員会が選定するものです。

第36回日本SF大賞は、下記の通りとなりました。

大賞(2作)
  • 『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』 谷甲州(早川書房)
  • 『突変』 森岡浩之(徳間書店)
特別賞
  • 『月世界小説』 牧野修(早川書房)
功績賞
  • 生賴範義

で、私がなぜそのような式に招待していただいたかと言うと、昨年から「日本SF作家クラブ公式サイト」の更新管理を全面的に引き継いでいるからなのです。

前任者のトゴル・カンパニーのNORIさんが引継ぎ先として私を選んだ理由が「プロフィールにSFが好きと書いてあったから」ということなのですが、中学生のころはお小遣いのほとんどをマンガとアニメと映画とSFに費やし、通っていた本屋さんが私のためにハヤカワSF文庫のコーナーを作ってくれたくらいのSF好きでしたので、二つ返事で引き受けたのでした。

第36回日本SF大賞贈賞式

贈賞式は株式会社ドワンゴが後援となっており、ニコニコ生放送で生中継されるということで、私は単なる招待客であるにもかかわらず、何年ぶりかのスーツを着込んで若干緊張しながら出席しました。

出席者は実に200名以上!
そして司会進行は声優の池澤春菜さん。
テレビでよくお見かけするドワンゴの夏野剛さんも、当然いらっしゃいました。
なんだかアウエー感満載ではありましたが、いろいろな方ともお話しすることができました。

日本SF作家クラブ現会長の藤井太洋さん(写真上段右)は、セルフパブリッシングで発表された電子書籍がKindleストアで1位になったことで注目された方で、その際に自身のWebサイトでのプレビュー用に採用されたのが、昨日参加した「ePubPub」主催者の松島さんが開発されている「BiB/i」なのです。
(参考)ePubPub ─Eパブリッシング交流飲み会─ Vol.33! に参加してきました
「公式サイトでも電子書籍で作品プレビューが出来ればいいですね」など、短い時間でしたがお話をさせていただきました。

私が公式サイト運営を引き受けた当時の会長の東野司さん、当時の事務局長の森岡浩之さん(前段左から2人目の帽子の方)とも、お話ができました。
私はギャラをもらって仕事として日々の運用や改善を行っているだけなのですが、東野さんに、そのプロとしての関わり方を評価していただき、大変恐縮でした。
森岡さんは今回の大賞受賞者でもあり、初めてのご挨拶がこのような素晴らしいタイミングで本当に良かったと思います。


あとは、完全にミーハーモードになってしまいますが、学生時代からの憧れの方にもお会いすることができました。

まず、ミュージシャンでSF作家でもある、難波弘之さん!
NHK教育テレビの「ベストサウンド」の衝撃は、いまだに忘れることができません。
今回の贈賞式では乾杯の音頭をされたのですが、その後は私と同じテーブルでビールやワインを飲んだり、料理に舌鼓を打ったりされておりました。
すでに還暦を超えておられるのに、その美しさと若さは健在。
そして、テレビで見ていたときと全く変わらない親しみやすさと腰の低さ。
言葉を交わすことができ、とても嬉しかったです。

そして、そして、新井素子さん!
彼女の作品で用いられる独自の一人称口語文体は「第2の言文一致運動」とまで言われ、現在のライトノベルの元祖的存在とも言われています。
私は10代から20代にかけて、本当に夢中になりました。
新作が発表されると文庫になるのが待ちきれず、重くて高い単行本にお肉屋さんのバイトで稼いだお金を費やしたものです。
私は吾妻ひでおさんの大ファンでもありますので、「ひでおと素子の愛の交換日記」で可愛く描かれていた新井素子さんはアイドル的な存在でした。
そんな憧れの人に、会場前の受付のところで偶然お会いすることができ、本当に感動でした。
ちょうど近日新刊が出るという事で、「公式サイトの新刊案内コーナーに情報を寄せてください」とお願いしたら、「担当にお願いしてみるぅー」と必死にメモを取っておられました。
外見は年相応に変わってはいるものの、その笑顔、明るさ、親しみやすさは私のアイドルのイメージそのものでした。

他にも、公式サイトの運営でお世話になっている方々をはじめ、多くの方々とお話ができました。
あと、これだけは言っておいた方がいいと思うのですが、ホテルメトロポリタンエドモントの料理は、もう、それはそれは美味しかったです。

この歳になって、しかも東京から舞鶴に帰って何年も経ってから、こんな経験ができるとは夢にも思っていませんでした。
NORIさんはじめ、みなさんには本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。


翌日は、クラブの現事務局長で今回ご招待してくださったYOUCHANさんの個展を見に、国立に行きました。

個展「本の仕事の展覧会」開催決定! – YOUCHANのイラストパーク(News) 

するとギャラリーに、贈賞式でお会いした、増田まもるさん、立原透耶さん、田中啓文さんがいらっしゃいました。
昨日の感動をまた思い出して、とても嬉しかったです。

今回の贈賞式への出席で、私は、今の日本のSFシーンにほんの少しでも関わっていることを直に改めて感じ、また誇りに思いました。
できることならばこれからもずっと、こうして関わっていきたいと思っています。

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