WordCamp Kansai 2014 に参加してきました

(2014年6月23日追記:堀家隆宏さんのスライドへのリンクを追加しました)
(2014年6月9日追記:角田綾佳さん、KITEさんのスライドへのリンクを追加しました)

2014年6月7日(土)にWordPressの大イベント、「WordCamp Kansai 2014」に参加してきました。
私が参加したのは1日目のセッションデイです。

以下、忘れないうちに参加したセッションの内容のメモを残しておきたいと思います。

開会挨拶(額賀 順子さん)

参加することが大事ということで、頷く練習とかしました。
私もWordBenchとかでスピーカーやらせていただくこととかありますが、頷いてもらうと元気が出るんですよね。
あと、ハッシュタグ #wckansai をつけてガンガンツイートするようにとのことで、私も頑張ってツイートすることにしました。

WordCamp Kansai 2014 #wckansai 時系列ツイートまとめ

今、WordPressを使う理由(高野 直子さん)

WordPressが圧倒的なシェアを占めているのは、拡張性などの機能的な面もあるけれど、やっぱり思想面が重要なんですね。
「パブリッシングの民主化」とか、WordPressの商標を守るためAutomattic社が持っていた商標を非営利団体WordPress Foundationへ移したとか、大イベントの初っ端にグッとくるセッションでした。

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WordCamp Kansai 2014デザイナーが感じたGPLライセンスとWordPress(角田 綾佳さん)

WordPressで仕事をやる(お金を儲ける)うえで、GPLライセンスというのは避けて通れない話です。でも、いろいろ調べてもモヤモヤしてよくわからないんですよね。
そんなモヤモヤを、可愛いイラスト入りスライドで的確に説明していただきました。すごくわかりやすくて、なんで今までわからなかったのか不思議なくらいです(笑)
特に「受託制作者ってどうなの?」という一番知りたかったことがわかったのが大きかったです。

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(角田綾佳さんとは、私のブログ記事に対してTwitter上で感想をいただいていて、セッションの合間に少しだけお話させていただくことが出来ました。ありがとうございました)

WordPressを使って3日で作るウェブサービス Case:失恋.jp(KITEさん)

失恋のパワーをウェブサービス制作に注ぎ込んで一気に作る、そのスピード感が伝わってきました。
プラグインの説明なども予定されていたようですが、そんな些細なことより、「衝動をすぐに行動に移す、それができるのがWordPress」ってことなんですね。

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クラウドデータとWordPressのAPI連携(堀家隆宏さん)

人気記事ランキングや関連記事などの機能をWordPress内で持ってしまうと、データベースの負荷も高くなるしキャッシュの有効性もなくなるし・・・そんなときにクラウドを使えってお話で目からウロコでした。
自分で出来ないことは信頼できる外部に任せたほうがいい。ただ、技術的に私にはちょっと難しそうな感じもしました。

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WordPressでサイトを構築する際の注意点と安全なコードの書き方(森川琢磨さん)

セキュリティに関する詳しい話があるのかと思いきや・・・「セキュリティは難しい、中途半端に関わるな!」という内容。
とにかく、技術的に非常に広範囲で深い知識が必要になるので、ちょっと齧ったくらいでは逆に危険なんですね。
でもWordPressでは、テンプレートタグやバリデーション関数を使うことで専門的な知識を持った人が書いた安全なコードを使うことが出来る・・・なるほどなぁと思いました。
要注意キーワードは「echo」、これが出てきたらテンプレートタグやバリデーション関数の出番です。

そしてもう一つの重要なポイントが、「自分で出来ないなら出来る人にお願いする」ということ。
そこで活用すべきなのはイベントや勉強会の「懇親会」。
そこで「出来る人」と仲良くなって教えてもらう。
これは本当にそうです。
日本での第一人者とか、本書いてるとか、プラグインが何百万ダウンロードとか、そういう人でも懇親会で仲良くなれて、TwitterやFacebookで気軽に会話出来たりできるようになるんです。
懇親会に出てくるような人は、みんな、気さくでいい人なんですよ。
そして教えてもらったら、こちらからは、本やプラグインの感想を書いたり技術的なこと以外で相談に乗ったりしてあげればいいんですよね。

アンカンファレンス 大質問大会

みんなの疑問にみんなで答える、大質問大会に参加しました。
3.8から実装された自動更新が行われない件は、その原因と対策を聞くことが出来て良かったです。
保守費用については、ぶっちゃけの金額をお話ししてしまいました。
実は、実際はもうちょっと安かったりします(ケースバイケースですからね)

私は実行委員でもスピーカーでもないのに、結構頑張って、でも若干しどろもどろで答えてしまいましたが、私の後に的確なフォローが入るので助かりました(笑)

WordPressで実制作までまるっとHAPPY!フリーランスママの愛されディレクション(さたあいみさん)

今回、一番良かったセッションでした。
時間のない中でフリーランスとして仕事を受けていくためのノウハウもさることながら、「お客様は我が子」という言葉に、ちょっと感動しました。
「発想を無駄にしない」というのも肝に銘じます。種をまくのは、フリーランスにとって凄く大事なことですものね。

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安全にWordPressを使う 誰でもできるセキュリティ&バックアップ(杉田知至さん+はざくみさん)

WordPressは狙われやすい、表示に影響がなくスパムの踏み台にされるケースが多い、パスワードを8文字以上にする理由、バックアップに無料プラグインをおススメしない理由などなど、とてもわかりやすく、説得力のある内容でした。
クライアントへの説明資料として使ってもいいということだったので、早速使わせていただきたいと思っています。
(このセッション、はざくみさん目当てで見に来られた方もおられたようなのですが、当のはざくみさんは私の隣で、杉田さんに「がんばれー」とか言って写真を撮っておられました(笑))

スライドはこちら

レセプションパーティー

森川さんのセッションでも触れられていましたが、勉強会で本編と同じくらい重要なのが懇親会です。
今回はなんとクラブ。
あまりに違和感ありすぎなんですが、盛り上がりは大したものでとにかく楽しかったです。
LTの最後、池田百合子さんの「組長サイトの作り方」は破壊力が半端なかった!
ただ残念だったのが、音響のボリュームが大きすぎて肝心の懇親がしづらかったこと。
できれば今度は、話ができるくらいの場所がいいなと思いました。
レセプションパーティーの後で、居酒屋で懇親された方もいらっしゃったようですが。

そんなわけで、楽しくもためになり、やる気もいただいた、大変すばらしいイベントでした。
(実は2日目も「コントリビューターデイ」が行われたんですが、私は遠方ということもあり参加はしませんでした。そちらも良いイベントだったようです)

よく参加させていただいているWordBench京都でお見かけする方々が実行委員として多く参加されていたことや、先日WordBench神戸でスピーカーをやらせていただいたことで意外に私のことをご存知の方が多かったことなんかもあって、この規模のイベントではこれまでで一番楽しめたように思います。

当日お会いできたみなさん、ありがとうございました。
田舎住まいなので普段はなかなか会えませんが、勉強会などで見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね。
今回は私を見かけて声をかけてくださる方がいらして、本当に嬉しかったんですよ。

この記事を書いた人

川井 昌彦
川井 昌彦
FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き

1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数

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