WordCamp Tokyo 2023 でメンテナンスのお話をさせていただきました

2023年10月21日(土)、東京では2019年以来4年ぶりにオフラインでWordCampが開催されました。

私が京都舞鶴から東京に帰ってきたのが2019年1月末。
その年に開催されたWordCamp Tokyo 2019に参加して『やっぱり大きなイベントはいいなぁ。これからは東京の人たちとも仲良くなりたいなぁ』と思っていた矢先のコロナ禍によるオフラインイベントの中止は、私にとっては結構ショックな出来事でした。

もちろん、その後にオンラインで開催された「WordCamp Ogijima」「WordCamp Japan」はものすごく楽しかったし、オンラインだから遠方でも参加できるMeetupもすごく楽しいのですが、そうやって何度も画面越しに会っていると『やっぱり直に会いたい』という思いも強くなってきます。

そんな中、4年ぶりにオフライン開催されたWordCamp。

私は、2016年の「WordCamp kansai 2016」以来、7年ぶりに登壇させていただきました。
今回はメインセッションではなくセッション後のパネルディスカッションへの参加ということで、一人という責任感が無い代わりに事前準備ができない緊張感あふれる登壇になりました。

「環境変化の激しいWordPressのメンテナンスをどう考えるか」

今回私が参加させていただいたのは「WordPressのメンテナンス」についてのパネルディスカッションです。

まず、たぬきさんこと遠藤進悟さんに「WordPressのメンテナンスについての基本的な考え方」を話していただき、その後、コスギサヤカさんの進行で、私、小島 健司さん、たぬきさんの3人が中心となって話しながら、会場全体でメンテナンスについて考えてみようという流れです。

このメンバーの中で、過去に実際にお会いしたのは小島さんだけです。(WordCamp kansai 2016 で私の前にセッションされたのが小島さんでした)
でも、たぬきさんもコスギさんも全然初めてじゃないんですよね。
なぜかわかりませんが妙な信頼感があって、緊張感がありつつも落ち着いて臨むことができました。

会場は150席ありましたが、ほとんど埋まっていたと思います。

パネルディスカッションでは、パネラーの発言に応じてファシリテーターのコスギさんが会場に向かって『みなさんはどうですか? ●●って人は手を挙げてください』と問いかけていただいたので、壇上と会場の一体感も出来てとても楽しかったです。
WordPress歴 5~10年という私と同じようなキャリアの方がとても多かったので、私のほぼ愚痴みたいな話に大きくリアクションされる方も多かったのかもしれません。

なお、メンテナンスについての話はとっても長くなりそうなので、改めて記事にしたいと思います。

WordPressはどこから来たのか WordPressは何者か WordPressはどこへ行くのか

時間が無くて朝ごはんが食べられず、パネルディスカッションでそれなりに消耗してしまって、お昼ごはんを2食分いただいたりしたので、現地でちゃんと聞いたのは最後のこちらのセッションだけでした。

WordPressのこれまでの歴史を振り返りこれからのWordPressについて語り合うのにあまりにふさわしい3人の登壇者の方々のパネルディスカッションは、私のWeb制作の歴史を振り返っているようでとても感慨深かったです。

その中で高橋文樹さんが話されていた『日曜大工的なプログラミングでコントリビュートするのが難しくなってきている』という話を聞いて、WordPressのメンテナンスが難しくなってきているのもそんな流れが関係しているのかなと思いました。

10年前はオリジナルテーマ作るのが当たり前だったし、割と簡単に作れたし、メンテナンスもそんなに必要なかった気がするんですよね。
メンテナンスがこんなに難しくなったのは、いつからなんだろう? って、超力作のWordPress年表を見ながら考えていました。

初対面なのに初めてじゃない不思議な感覚

今回はあまりセッションを見ずにスポンサーブースや交流スペースをうろうろしていましたので、いつもよりも多くの人にお声がけしたりお声がけされたように思います。

思えば、5年前に東京に引っ越してきてから参加したオフラインイベントは「WordCamp Tokyo 2019」だけ。
その時はあまり東京での知り合いが増えず、『今後は東京近辺でのコミュニティにも参加していきたいので、もし見かけることがありましたらよろしくお願いします』とブログに書いていたくらいなので、コロナ禍でオフラインイベントが行われなくなってから東京で新しい人に直接お会いする機会はほとんどありませんでした。

https://www.cherrypieweb.com/wp/3810

その代わりオンラインイベントにはかなり積極的に参加していましたので、顔だけ知ってる人は増えました。
そんな「顔だけ知ってる人」に、今日は本当にたくさんお会いすることができました。
モニター越しにいっぱい雑談もしているので相手のことはそれなりに知っているわけですが、実際にあうのは初めてという、なんか不思議な感覚。
そして、オンラインイベントだとどうしても参加者全員を意識して話さないといけないので、オフラインイベントでの会話は本当に楽しかったです。

ただ、会いたかったのに会えなかった人、話したかったのに挨拶だけで終わってしまった人もたくさんおられました。
後でXのポストなどを見て『この人も参加されていたのか! お話ししたかった!』と思ったことも多かったです。

WordCamp Tokyo 2023
Photo by Ryunosuke Kaneko / CC BY 4.0

さて、来年の2月23~24日には、大阪で「WordCamp Kansai 2024」が開催されます。
私を育ててくれた関西のWordPressの強者たちが、あふれるパワーで盛り上げてくれると思います。

また、これからも全国のあちこちで「WordPress Meetup」が行われます。
今回のパネルディスカッションで私を知っていただいた方、どこかで私を見かけたらお気軽にお声がけください。
一緒にこれからのWordPressについて考えていきましょう。

この記事を書いた人

川井 昌彦
川井 昌彦
FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き

1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数

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