「クロスゲーム」最終回
あー、やっぱりいいです。あだち充は。
日曜朝のアニメ「クロスゲーム」が最終回でした。
他のアニメに比べれば盛り上がりに欠けるような感じがするかもしれないけれど、第1話から丁寧に積み重ねてきたものが胸に来て、私はかなり感動しました。
実は私、第1話から欠かさず見ていたんです。
第1話を見たのは、本当にたまたまテレビをつけていたから。
その第1話ラストでの突然の出来事に「タッチの2番煎じ?」とか思いつつ、アニメ全体の出来のよさに、ついついずっと見続けてしまいました。
OPにコブクロ、EDに絢香を持ってきてたところに、制作側の気合を感じてはいたけれど・・・
2番煎じなんてとんでもない。
タッチより面白かったです。
登場人物のお互いの距離感が絶妙で、特に私は、青葉ちゃんのツンデレ具合がたまらなかった。気持ちの変化も丁寧に描かれていて、単なるツンデレだけになっていないところが良かったし、青葉役の戸松遥の声も、ストレートで伸びがあって青葉の投げるボールそのものみたいな気持ち良さがあって、大好きになりました。
最終回ラストの、「本当に、ヤなヤツだ・・・」という青葉のモノローグに込められた裏返しの気持ちが、もう、ああ、素晴らしすぎる。
素晴らしい原作を描いたあだち充と、それを素晴らしいアニメにしてくれたスタッフ&キャストに感謝したいです。