Magento Cafe #4 に参加しました

神戸で行われた「Magento Cafe #4」
勉強会という感じで、フレンドリーな雰囲気の中、楽しく参加させていただきました。

内容は、日本におけるMagento第一人者の西さんのスライドを中心に、日本語化の話、エクステンション開発の話、運用で気を付けることなどの話題について、勉強させていただきました。

特に、実体験に基づいた運用Tipsは、明日からでも実践しないとまずいなと思うような内容もありました。
ログクリーニングだけは、すぐに設定しておかないと・・・(汗) 

それにしても、やっぱりMagentoは、制作者にそれなりのスキルを要求するシステムなのだなということを再認識しましたね。
知識というよりも、ネット上に散りばめられた情報をパズルのごとく組み合わせていく力とか、人のコードを解析して自分のものにしていく力とか、そういうことができるスキルということです。

Eテレの「テストの花道」ではありませんが、「考え方を手に入れる」というのが、Magento制作の肝なのだろうなと思います。
ディレクトリ構造の考え方とか、XMLとPHPコードがどう関連づいているのかとか、DBとコードの関係とか。

現状では、残念ながら、そういった考え方を簡単に手に入れることはできません。
英語の書籍もありますが対応バージョンがちょっと古かったりするし、ブログの情報は断片的です。
また、そういった情報を見てわかった気になっても、実際にやろうとするとできないことが結構あるのです。
そのため、人のコードを解析したりしながら、試行錯誤していくしかないんです。 

ただ、今回の勉強会は、そういった考え方の一端を手に入れることができたような気もします。


 

実感としては、日本でのMagentoの普及には、まだまだ壁があるように思います。

それを超えるためには、制作者が知識を自分の中に溜め込まず、オープンにして情報を交換し合うことが重要なのではないかと思っています。
特に、日本国内だけで必要になる情報、例えば、決済とか、配送とか、フリガナとか、のしとか、ガラケー対応とか、そういう情報をどんどんオープンにしていくことが必要ですよね。

EC CUBEは、システム自体はひどいですが、コミュニティでの情報交換は活発で、トラブルが起きても意外に何とかなることが多いのです。 

というわけで、私もできる限り、情報は公開していこうと思っています。
今までの私の記事の中には、「おいおい待てよ」みたいな情報もあったわけですが(データベースを直接いじるなんて、良い子はやっちゃダメですよwww)、そういうのを見て「それはこうやったほうがいいんだよ」みたいな話が出てくればいいと思うんです。

どこかのブログで、「Magentoで、○○のエクステンションを作ったんだよなー」とか自慢げに書いているのを見かけたことがありますが、そういうのは、有償でも、出来が悪いならベータ版でもいいから公開して、日本国内の制作者のすそ野を広げていくべきなんじゃないでしょうか。 

なんてことを、Magento Cafe に参加して強く思ったのでした。

この記事を書いた人

川井 昌彦
川井 昌彦
FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き

1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数

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