1月に続いて、またまた「WordBench京都」にてお話をさせていただきました。
Webデザイナー向けのテーマ作成関連のセッション2つ
今月はテーマ作成に関わるセッションで、1つ目は秋山さんの「CSSフレームワークを使った簡単レスポンシブサイトの作成」、
2つ目は私の「TwentyTwelveの子テーマを作ってハマった話」です。
秋山さんのセッションは、なんだか使いづらいと思っていた「CSSフレームワーク」について、いくつかの有名なフレームワークを比較していて下さっていて、自分に合ったフレームワークを選ぶことができれば、ほんの数時間でサイトが何となく出来上がってしまうということが良くわかりました。
時間の関係でWordPressへ実際に実装するところまでの話が無かったのが残念です。
「そこが知りたかったのに」という人も何人かおられたようです。
子テーマって簡単じゃないんだよ
さて、私のセッションですが、先月のWordBench京都の瀬戸さんのセッション「テーマ作成のアプローチ」で、子テーマによる開発を説明しておられたので、それに関連した話という捉え方で聴いていただければと思ってお話をさせていただきました。
子テーマを作るんなら「デフォルトで付属している公式テーマを使うのが王道」と思われるでしょうが、WordPressに付属しているテーマって言うのは新機能のショーケース的要素が強くて、いわゆる「Webデザイナー」には結構敷居が高いのです。
特に、WordPress3.4 に付属していた「TwentyEleven」は凝りすぎていて、子テーマでのカスタマイズの際は、まず親テーマの設定をクリアしないと・・・なんて本末転倒な感じになっていました。
そういった意見が多かったのか、WordPress3.5 に付属する「TwentyTwelve」は、「TwentyEleven」よりもかなりシンプルな作りになっています。
とはいえ、いろいろ新しい考え方が盛り込まれていて「なんだこれ?」と思うことが多いんです。
というわけで、私のセッションでは、その中でも下記の点を取り上げました。
- ie8以下にだけ、 子テーマの style.css が適用されない!
- え ? テンプレートにcssの記述がない?
- font-sizeの「rem」 て何? なんか小数点が凄いよ!
- タイトルに勝手にサイト名が付いて、SEO対策のプラグイン入れても変なタイトルになるよ!
- 親テーマの functions.php のおせっかいな設定が、子テーマで上書きできないよ !
モバイルファーストなんて言う超重要なポイントもあったんですが、それを取り上げると何時間もかかりそうだったので、あえて割愛しました。
詳しくはスライドを見ていただければと思います。
実際に作ったサイトのご紹介
実際に「TwentyTwelve」の子テーマで作成したサイトは下記になります。
七宝かさね「舞鶴巧芸」
http://sippoukasane.jp/
クライアントさんがまだサイト運用に慣れておられないので、こちらからもサポートしつつ、徐々に作り上げていこうと思っています。
この記事を書いた人

-
FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き
1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2025 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordBench京都、WordBench神戸、WordBench奈良、WordPress Meetup八王子など登壇多数
最新の投稿
ブログ2025年11月16日WordCamp Kansai 2025 で「触れるけど壊れないWordPressの作り方」についてお話しました
技術記事2025年6月15日ブロックテーマ時代のWordPress制作ワークフローとは
技術記事2025年3月7日WordPressに百千鳥フォントを入れて遊んでみました
ブログ2025年1月3日移転のお知らせ(2024年)

ご質問・ご相談などありましたら
お気軽にお問い合わせください
資料請求・お問い合わせにはメールアドレスが必要です








コメントを残す