WordCamp Kansai 2015 は暑くて熱い2日間でした

WordCamp Kansai 2015

台風12号の影響が心配された2015年7月25日(土)~26日(日)、大阪大学会館で開催された WordCamp kansai 2015に行ってきました。
朝は犬の散歩とインコの世話があるので、1日目は午後からの参加です。
台風の影響は、雨や風ではなく猛暑という形で現れ、会場までの長い坂道もあって会場に着くまでが最初の難関でした。

会場に着き、冷房の効いたアンカンファレンスホールで涼んでいると、軽食の準備が始まりました。
なんと! 今回のWordCampでは、お昼に軽食が「無料で」用意されているのです。
昨年のWordCamp Kansai は大阪駅の近くでお店もたくさんありましたが、今回は大学構内で駅まで距離もありますし、何より長い坂道と暑さがきつかったので、これは助かりました。
内容は、500mLのペットボトルドリンクとおにぎりとパン。
1人1種類ずつということだったのですが、結局大量に余って、食べ放題飲み放題から「お願いですから持って帰ってください」なんてことになっていました。
おかげさまで、私はWordCampの期間中、食事はすべてこれで賄えました。ありがとうございます(笑)

以下、私が参加して印象に残ったものだけですが、感想など、書かせていただきます。

WordPress プラグイン作成のハンズオン

いつもはずっとセッションを聴いていることが多いのですが、今回はいくつかハンズオンにも参加してみました。

まずはプラグイン作成のハンズオン。
このハンズオンの特徴は、なんといっても世話役の豪華さ!
宮内隆行さん、倉石政典さん、大曲仁さん、三好隆之さんといった。WordPressをさわっていたら必ず名前を聞いているか、ブログを見ているか、この方たちの開発されたプラグインを使っているだろうと思われる方々のサポートでプラグイン作成の基礎から学べるのです。

私はこれまで、クライアントワークでテーマはたくさん作ってきましたが、プラグインはエンジニアの仕事なんだろうと思って手を出していませんでした。
でも、プラグインを作るのって超簡単!
フォルダ作って、同名のphpファイル作って、書式に従ってプラグイン名を書いたら、管理画面のプラグイン一覧に自作のプラグインが出てきて、「おおっ!」とか思ってしまいました。
そして、プラグインの中身は functions.php に書いてることとほぼ同じ。
これなら、すぐにでもできそうです。

ハンズオンで作ったのは、「投稿本文に文字列を追加して表示する」と言った簡単なモノでしたが、文字を出力するときはエスケープするなど、基本的ですが大事なことも説明されていました。

正直、フィルターフックとかアクションフックとかは全然わかりませんが、とっかかりがつかめたので、将来的には何とかなりそうな気がしてきました。何より、苦手意識が無くなったのが一番の収穫です。

京都大学におけるWordPressを利用した多言語情報発信と管理運用

スピーカーの木谷さんは、私が初めて参加したWordPressコミュニティ「WordBench京都」での最初のスピーカーの方なので思い入れがあり、ただそれだけの理由でセッションを聴いたのですが、思いのほか今の私の業務に役立つ内容でした。

少数のスタッフで多数のサイトを運用・サポートするためのノウハウについての内容が、WordPressサイトを制作した後、Webに関して素人であるクライアントのサポートを行って行かなければならない私の現状に対するヒントとなりました。

WordPress の言語別機能とそのあり方について

英語圏で開発されているシステムとかWebサービスは、日本語の扱いがおかしかったり日本の習慣に合わないなと感じることがよくありますが、そんな中、私たちが日本語環境でWordPressを普通に扱えるのは、このセッションのスピーカーであるtenpuraさんこと倉石さんが作られてメンテナンスされている「WP Multibyte Patch」のおかげなんですよね。

セッションでは、WordPressのコア開発チームが多言語機能を重視していないので、もっと日本語を使うユーザーが貢献していかなくてはいけないということを訴えておられました。

多言語化って、単に言葉が違うだけじゃなくて文化が違うわけで、日本人同士で話が通じないなんて言ってられないなぁなんて思いながら聴いていたのですが、後でこちらのKatz Uenoさんのブログ投稿を読んで、このセッションの重要性を改めて感じました。

WordCamp Kansai 2015 で Get Involved 〜 WordPress を使う全ての人に聞いてほしい重要な話

今回の WordCamp Kansai 2015 にとって、もしかしたら一番重要なセッションだったのかもしれません。
聴けて良かったです。

WordBench山梨の立ち上げとノンプログラマ向けGitHubのおはなし

今回、参加2つめのハンズオンです。

ご存知の方もいらしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、このブログで「WebデザイナーもGit使うといいよって話」という記事を書いているくらいで普段からGitを使っています。
しかし、実はGitHubのアカウントを持っていませんでした。
(BitBucket と Backlog は使っています)
全部英語だし、プルリクエストとかされたら怖いし(笑)、導入記事を読んだりしてもどうも敷居が高い感じがしていて、「他の方と一緒に開発することも滅多にないから、いいか」なんて思っていたんです。

というわけで、「ノンプログラマ向け」というタイトルにひかれて参加しました。
メインでセッションとハンズオンの進行をしていただいたナツミーヌさんは、おそらく、私がGitを始めようとしてつまづいたポイントが見事にかぶっていて、「やっぱりみんな同じなんだ」って思って安心しました。
しかも、イラレ使い!(笑)
そういう方ですから、ノンプログラマがつまづきやすいポイントが押さえられた、非常にわかりやすいハンズオンでした。

WordCampからの帰り道、たまたまナツミーヌさんと一緒になり、歩きながら少しお話することができたのですが、プログラマなら何でもないことにつまづくノンプログラマの想いなんかも共有することができて良かったです。
もっと、こういうハンズオンが盛んになって、ノンプログラマがGitを使えるようになるといいですよね。
私も最近はブランチ切ったりできるようになったので、ブログ書いたりして貢献できるようにしたいと思います。

このハンズオンに参加することで、私もGitHubのアカウントを作り、他人のリポジトリをフォークしてプルリクエストするというのを経験することができました。おお、なんかプログラマっぽいですね(笑)
そして翌日、プルリクエストがマージされたという通知が来て、嬉しかったです。

失敗しない! WordPress多言語サイト制作で絶対に知っておきたいこと

スピーカーのKatz Uenoさんは、私の中では「Concrete5の人」という認識で、イベント参加の数日前にフォーラムで質問に答えていただいたりしていたので、WordPressのイベントでお話を聞けるというのがちょっと意外な感じでした。
スライドの左上に「Concrete5 Japan」のロゴが入っていたり書籍の紹介があったりしたのはご愛嬌ですね。

内容的には、WordPressの話というよりは、多言語サイトの制作についての話でした。
そもそも、WordPress以前の話なんですよね。
今回のスライド、サイト制作開始時にそのままお客様に見せてあげたいような内容で、多言語化に関わらず役に立つものでした。

Katz Uenoさんとは、後で直接お話しすることも出来ました。
お話しする中で、Concrete5の制作を頑張ってインテグレートパートナーになろうと思ったのは内緒です。(笑)

WordCampKansai 2015 公式ディレクトリへの テーマ掲載とビジネスモデル

WordBenchやWordCampに参加すると、GPLだとかフリーとかボランティアとか貢献とかいう言葉がよく出てきます。
それはそれで素晴らしいことなんですが、実際、自分たちはWordPressで「お金儲け」をしているわけで、公式テーマの作者の方はどうやって「お金儲け」をしているのかというのは、かなり興味がありました。

スピーカーの石川さんは、「BizVektor」という超有名テーマ配布サイトを運営されています。
正直、こんなテーマを無料で配ってどうすんの? って思っていたのですが、ちゃんとビジネスモデルがあるんですね。

やり方はいろいろあるようですが、付加価値を有償にするという方法が私には一番しっくりきました。
テーマのコピーライトを消すプラグインとか、そんな単機能なものに需要があるのかと思っていましたが、実際はあるんですね。目からウロコでした。
また、公式テーマでマネタイズするポイントの話も、非常に参考になりました。
こういうセッションは、今後、もっと増えてもいいんじゃないかなと思います。

実はこの後で、不動産プラグイン作者のねんでぶさんともお話しする機会があったのですが、公式プラグインにはしないという明確な方針をもって配布されているとのことでした。
人それぞれ、いろんな考え方があるわけですが、そういったあまりオープンすぎる場所では話しづらいことも直接聴けたりするのが、人の集まるイベントの良いところでもありますよね。

聞いてみよう! WordPressなんでもフォーラム

会場で当日寄せられた質問に対し、WordPressのフォーラムで回答されている方々が、直接答えてくれるという企画です。
いろんな質問がありましたが、私が一番気になったのは「パーマリンクの設定はどうするのが一番いいのか?」という質問です。

この話題については、この企画の司会をされた深沢幸治郎さんのブログで詳しく書かれています。
とてもよくまとまっていて、わかりやすいです。

恒久性か? 読みやすさか? 理想のパーマリンク構造についてみんなで考えてみた

ちなみに、私のブログのパーマリンクは、記事作成日の「年月日時分秒」になっています。
記事公開日ではなく作成日なので、複数投稿者が「いっせーの!」で投稿しない限りかぶることがありませんし、永久に変わることもありません。
また、このブログは最近になって MovableType から WordPress に移行したのですが、システムが変わっても全く同じパーマリンクになるように設定することができました。

また、お客様の WordPress は「日本語の記事タイトル」です。
最近のブラウザのアドレスバーには日本語がそのまま表示されますし、特に問題ないかなと思っています。
それに、英語でスラッグを設定しろっていうのは、実際、難しいですよね。

そして、いろんな人との出会い

イベントの醍醐味は、雲の上の人かなと思うような方と実際にお話しできたり、思わぬ人と出会えたりすることです。

まずは1日目。
終了後に会場近くの居酒屋で行われた呑み会で、Contact Form 7 作者の三好さんとお話しすることができました。
Contact Form 7 といえば、世界で一番多くダウンロードされているWordPressプラグインとして有名です。
そして、私がWordBenchで最初にスピーカーとして発表したのが「Contact Form 7 のよくあるカスタマイズ」という内容のものなのです。
そのスライドを三好さんもご存じだったようで「いいスライドだと思いました」と言ってくださり、恐縮しきりでした。
で、「実は1点、どうしても言っておきたいことがあって・・・プラグイン名の Form と 7 の間はスペースが空いているんですよ」と指摘していただきました。
ああ、なんてことでしょう。世界で最もダウンロードされているプラグインの名前を、私は間違えていたんですね。
もちろん、帰宅してすぐに直しました。(修正した記事はこちら 「WordBench京都で発表してきました」)
三好さんは、とても穏やかな感じの方でしたが、内にとても堅い芯をお持ちなところが言葉の端々で感じられました。

続いては、WordPressのテーマ「Chocolat」などで知られているMignon Styleさん。
スタッフの高井さんから、「川井さん、インコ好きですよね?」とご紹介いただきました。
せっかく有名テーマ作者の方とお話しできる機会でしたのに、インコの話ばかり、本当にインコの話ばかりさせていただいて、本当に楽しかったです。

一番びっくりしたのが、「さくらインターネット」のスポンサーブースにおられた北岡さん。
私が田中社長と同じ舞鶴高専出身で、さくらインターネット創業地の京都府舞鶴市に住んでいることを話すと、なんと北岡さんも私と同じ舞鶴高専の電気工学科出身で、当時お世話になった先生の話とか、懐かしい話をさせていただきました。
さくらの田中社長が学生時代に舞鶴で作られたプロバイダー「ダンスインターネット」は、今でも舞鶴に多くの加入者がいて、WordPressを導入するために「さくらインターネット」に移行していただいたりしているんですよ、なんて超ローカルな話もさせていただきました。

Get Involved

その他、本当に多くの方にお会いして、楽しい時間を過ごさせていただきました。
でも、スタッフとしてお忙しくされていて、ちょっとしかお話しできなかった方もいらっしゃいますので、また、WordBenchとか、その他のイベント、できればあんまり参加者の多くないイベントで、ゆっくりお話しできればなぁと思っています。

WordCamp Kansai 2015 実行委員長のカイトさんと実行委員のみなさんと当日スタッフのみなさん。
スピーカや世話役のみなさん。
スポンサーのみなさん。
そして、参加者のみなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

“Get Involved” 今後も、WordPressにもっともっと巻き込まれようと思います。

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