CSS Nite in SHIGA, Vol.1 に参加してきました

CSS Nite in SHIGA, Vol.1

2015年4月26日、滋賀県大津市で開催された CSS Nite in SHIGA に参加してきました。
(元々「『10倍ラクするIllustrator仕事術』出版記念セミナー in 滋賀」だったのですが、「Webデザインの現場ですぐに役立つ Photoshop仕事術」セッションが追加されたためにイベント名が変更になりました)

私がまともに滋賀県に来たのは、高専時代、ボート部の近畿大会で瀬田川に来て以来。約30年ぶりです。

今回参加した目的は、もちろん、Illustrator について実務で役立つ情報を知りたいからではありますが、本イベント「CSS Nite」や、InDesignのイベント「INDD」、DTP関係の人なら購読必須のブログ「DTP Transit」などで一方的にお世話になってる鷹野さんと直接お話しできそうだったり、イベントのスタッフによしぱんさんがおられることもありました。

当日は、4月とは思えぬ猛暑
しかも、私は数日前にひいてしまった風邪が完治しないままという、ちょっと無理した感じでの参加でした。
そのくせ真ん前に陣取って、ゲホゲホ咳き込みながら聴いておりましたので、他の参加者の皆さんはさぞや鬱陶しかったかと思います。

ごめんなさい。

以下、細かい内容は公式サイトでフォローアップがあるかと思いますので、私の印象に残ったことを中心に書いておきたいと思います。

「10倍ラクするIllustrator仕事術」セッション

セッションの最初は、Illustratorのバージョンと互換性の話です、
「CC2014」は、バージョンとしては「18」なのですが、ドキュメントバージョンは「v.17」。つまり「CC」でも開けるんですね。
で、その流れでの「スプラッシュスクリーンの変え方」という、まぁ、一見くだらないTipsに、私は「おお、帰ったらすぐやろう!」とか思ってしまって、もう、ツカミはOK! 状態でセッションは進んでいきます。

互換性と言えば、「文字タッチツール」に下位互換性があるとは知りませんでした。
文字タッチツールを使わなくても、文字単位で拡大縮小・回転などは以前のバージョンから出来たわけで、これを専用ツールで出来るようにしただけなんですね。
今後は遠慮せずに使ってみようと思います。

Illustratorでの角丸、CCからはライブコーナー機能でグリグリ作ることが出来て一つの角だけ丸にできたりも簡単なんですけれど、グラフィックスタイルに登録できないんですね。
アピアランスで角丸を作ればグラフィックスタイルに登録できるんですが、これだと全部の角が丸くなっちゃうので、使いどころが難しいです。

配置画像の取り回しについては、知らないことがいっぱいありました。
特に、内側描画モード
ブラシなどにも応用出来て、これは使わないと損です。

「マルチデバイス対応時代に見直したい WebでのIllustrator活用」セッション

これは、今回一番聴いてみたいセッションでした。
いつも「DTP Transit」を読んでいるのでなんとなくはわかって実践しているつもりでしたが、「ピクセルグリッド」を後からONにすると何が問題なのかとか、実際に目の前でよくあるトラブルを再現してもらうと体験として理解できます。

他には、Illustrator使いなら絶対気になるSVGの話、Font Awesomeなどのシンボルフォント日本語Webフォントの話など、なんとなくで使っていたそれぞれの技術が系統だてて理解できて、今後はきちんと使えそうです。

「Webデザインの現場ですぐに役立つ Photoshop仕事術」セッション

私は、Photoshopって、バージョン2.5から使っているんです。
(2.5にはレイヤー機能がまだ無かったんですよ!)
でも、Webデザインで Photoshopを使うことはほとんどありません。
Photoshoipはあくまで「画像処理ツール」だと思っているんです。
「文字がまともに扱えないツールでWebデザインをするなんで、WordでDTPやるのと同じじゃないか」って思ってたんですが、鷹野さんも同じように思っていたという話を聞いて「そうだよなー、うんうん」って頷いておりました。

そういうわけで、今回紹介されたTipsも画像処理に有効なモノばかりです。
中でも私が「へぇーっ」と思ったものは、

  • オブジェクトがリンク配置できるようになった(そういう目的のツールじゃなかったしね)
  • キリヌキツールでカンパスを広げられる(これはまさに、コロンブスの卵)
  • レイヤーグループにマスクできる(そんなことすらできなかったの?って感じですけど)

どんどん機能アップが図られるPhotoshopですが、やはり、Webデザインをするツールではないという考えは変わりません。
Ratina対応、Android対応などを考えると、ピクセルパーフェクトなんて到底無理な時代になっているので、Photoshopで完結させることなどできないんです。
これからは(私の場合はこれまでも、ですけど)Photoshopはパーツ作りのためのツールとして、ページデザインはIllustratorで行うということになってくるでしょうね。

懇親会は湖の見えるおしゃれなレストラン

ある意味、勉強会よりも重要だと個人的に思っているのが懇親会です。
今回も、活きのいい方々からホットな話をたくさん伺うことが出来ました。
スタッフの松原さんとは Concrete5 の話をさせてもらったりして、いやはや、いろんなところでつながってますね。

また、念願だった鷹野さんとも、短い時間でしたがお話させてもらうことが出来ました。
以前このブログの「知らない人は損してる、イラレでスーパーのチラシを作るときの7つのワザ」という記事を、DTP TransitのTwitterでシェアしていただいたことがあったんですが、それを覚えていてくださったようで、「川井さんも勉強会で前に立って話をしてみたらどうですか?」なんて言われたので、WordBenchでWebデザイナーやエンジニア相手に「フォントや文字組みの話」をしたことなどなどをお話したら、「よしぱんさん、ここにいい人いるよ! 知ってる?」「はい、前から知ってます」みたいな話になったりしてました。

あと、たまたま横に座った方がこのブログを読んでくださっていて、しかも宮崎駿の映画「風立ちぬ」の記事が良かったって言ってくださって、私は驚いたと同時にものすごく嬉しかったんです。
これまでも、技術的な記事について感想をくださる方はいらっしゃったのですが、映画の感想、しかも「風立ちぬ」については感想というよりも自分の生き方について書いていたこともあって、そんなことに共感してもらえるなんて、ちょっと感動すらしてしまいました。

で、帰りの電車の中ではいつもどおり、鷹野さんやその他京都方面に帰る皆さん相手に、愛犬「かのこ」が桜の中で笑っている写真を見せながら、犬の笑顔について熱く語る私がいたわけですが(笑)、本当に有意義な一日でした。
みなさん、ありがとうございました。
そして鷹野さん、よしぱんさんはじめ、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。
Vol.2 が開催されたら、また参加できたらいいなと思っています。

この記事を書いた人

川井 昌彦
川井 昌彦
FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き

1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数

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